令和4年2月に実施したプラスチック資源一括回収実証事業の結果について(概要)
令和4年2月に小倉北区霧ケ丘で実施した「プラスチック資源一括回収実証事業」の結果(概要)を、以下のとおりご報告します。プラスチック資源一括回収実証事業にご協力いただき、誠にありがとうございました。
1 排出量 実証前の535キログラム(注)から715キログラムとなり、約30%増加
(注)同地区における実証前の回収量(1月18日:550キログラムおよび1月25日:520キログラム)の平均
2 組成
適否 | 区分 | 4週平均 | 内容 | |
重量 (キログラム) |
組成率 | |||
適 | 容器包装プラスチック | 520.8 | 72.8% | ・プラスチックでできた容器包装 ・プラマークが目印 |
適 |
製品プラスチック |
133.3 | 18.6% |
・素材が100%プラスチックで、1辺が50センチメートルを超えないもの |
不適 | 製品プラスチック (条件に適合するもの) |
15.2 | 2.1% | ・1辺が50センチメートル以上のもの ・金属などを含む複合製品(おもちゃ、洗濯ばさみ)等 |
不適 | その他不適物 | 45.7 | 6.5% |
・汚れの付着が著しいもの |
計 | 715.0 | 100% | 4回の収集合計:2,860キログラム |
3 アンケート結果
・分別について、約8割が「とてもわかりやすかった」「どちらかといえばわかりやすかった」と回答
・「プラスチック資源を真面目に分別するとごみが減って驚いた」「チラシの絵図がわかりやすかった」等の意見あり
【実証事業中の写真(ステーションの状況、混合ベール)】
令和4年2月の実証内容について
プラスチック資源の一括回収の円滑な実施に向けた検証を行うため、令和4年2月の一ヶ月間、小倉北区霧ケ丘において、家庭から排出されるプラスチック製容器包装と製品プラスチックを合わせて回収するプラスチック資源一括回収の実証事業を実施しました。
1 目的 プラスチック資源の排出量や組成を把握するとともに、課題の洗い出しや解決手法の検討を行い、効率的な回収システムの構築を目的とします。
2 実証内容
(1)プラスチック製容器包装用の指定袋で、プラスチック製容器包装と製品プラスチックを一括回収(2)北九州市プラスチック資源化センターで組成調査、選別、圧縮、梱包
(3)再商品化事業者によるリサイクル
3 実施時期 令和4年2月の1ヶ月間
(回収日 毎週火曜日 2月1日、8日、15日、22日)
4 対象地域 小倉北区霧ケ丘1丁目から3丁目(約1,800世帯)
5 収集品目 「プラスチック製容器包装」および「製品プラスチック」
回収する製品プラスチックの例(洗面器、風呂いす、プランター、ハンガー等)
6 検証内容
・製品プラスチックの排出量や組成
・市民にとって分別のしやすさの確認および効果的な周知方法
・北九州市プラスチック資源化センターでの選別体制の見直し
・リチウムイオン電池など不適物混入の状況
・一括回収に必要な費用
7 スケジュール
時期 | 内容 |
---|---|
令和4年1月 | 対象地域への周知 |
2月 | 実証事業実施 |
2月から4月 | 選別施設にて、組成調査、選別・圧縮・梱包再商品化事業者による処理 |
3月 | アンケート結果とりまとめ |